赤米:古代おおよそ1000年以上前も同じ色で同じような姿でその頃の人々が栽培していたのでしょう・・
 また、神事に用いられていたことからも、何か神秘的なものを感じる立ち姿です。
8月下旬:稲刈り間近です
 稲穂は黄金色に染まり、朝夕に田んぼを抜けていく風も秋の気配を含むようになりました。今年は、猛暑で田んぼの水不足が心配されましたが、私達の田んぼは、山間いにあるので例年通り、清冽な水を豊富に田へ入れることができました。もち米の収穫は9月上旬、コシヒカリは9月中旬には収穫します。
5月上旬:田植え
 苗は病気にもかからず、元気に植え時を迎えました!多少、大きめの苗にして、株間(苗と苗の間の幅)を広めにとることで、風通しを良くして、病気にかからない環境を作ってあげます。この日は、コシヒカリともち米を植えました
4月上旬〜中旬:施肥→耕うん
 有機質肥料を田んぼにまいて、耕うん機で土と良く混ざるように耕うんしました。
有機質肥料は、効き目がゆっくり現れてきます。そのため、化学肥料のように
稲の様子(葉の色や草丈など)を見ながら追肥をしようとしても間に合いません。
 ですから、一番最初に与える元肥の量を「多すぎず少なすぎず」に
しなければなりません。
3月中旬:あぜ塗り
 田んぼの周りを囲むあぜ(土手?)を固めます。水を張った時に水が漏れないように硬く硬くします。土の中に隙間があると堤防決壊!・・とまではいきませんが、水を一日入れていても溜まらなかったりします。また、モグラが破壊することが多く、パトロールが必要です。
3月上旬:田おこし
 耕運機に鍬(深い部分まで田んぼの土を耕すことのできる大きな鉄の爪)をつけて田おこしをしました。稲刈り後は、還元状態(土の中に酸素が少なく、微生物は、酸素を好まないもしくは必要としない嫌気性の種類のものが優勢でしたが、鍬で深くまで耕すことで、酸素を土の中に送り込み、好気性微生物の活性を高めます。これらの好気性微生物は、田植え前の水が張られるまでの間、稲わらや雑草の根などを急激に分解し、土に腐植(稲の生長にとって必要な肥料分)をもたらしてくれます。
 話はそれますが、作業の合間に自生している野生のクレソンを摘んでいると何かの視線を感じました。草薮を良く見ると「まむし」がとぐろを巻いていました。クレソンやまむし・・まだまだ自然が残っている田舎の田んぼです。
こめづくりの様子

 千葉県旭市にある森に囲まれた田んぼでの米つくりの様子をお届けします!
湧水が流れる水路には、クレソンやせりなどが自生し、どじょうやメダカがたくさんいます。
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 無農薬・無化学肥料でコメを作る!!と言ったら、祖母が「・・・やめとけ」と言いました。「コメが草に食われちまう」と言いました。現在、田んぼには除草剤が当然のように使われていますが、今から50年以上前は、田んぼの中の雑草を毎日のように田んぼに這いつくばって抜いていました。大変さを身をもって知っていたから、「やめとけ」と言ったんですね。

 祖母の言うとおり、夏場の田んぼの草は、稲の生長よりも速く、日々、雑草との闘いでした。しかし、田んぼへ米ぬかを散布することで、発生率は低下したのでは・・・と思います。米ぬかが、田んぼの水の表面に油膜として広がり、水中の雑草の光合成を阻害するという方法です。
 私が目指す理想の田んぼは、他の田んぼから色々な虫達が逃げ込んでくるような「誰が居てもいいよ!」という田んぼです。世間では、無農薬で作物を作ると虫の巣になって他の田畑に迷惑をかけるというマイナスのイメージを持っている方が多いと思います。しかし、虫達も生きるための知恵を持っています。農薬や殺菌剤に対する耐性を簡単に身につけることが出来る虫や菌類は別として、農薬や殺菌剤を頻繁に使っている場所へわざわざ退治されにいく生き物がいるでしょうか?

 私が虫達に期待していることは、多くの虫達がいることで生物相が多様化し、害虫と天敵が相互に拮抗している状態を作ってくれることです。がんばれ虫達!!
稲刈りです!
 ついにこの日がやってきた!暑い夏の草取りや台風で心配で夜眠れなかったことなんて、全て忘れてしまいます。
 今年の米は、ツヤがあって若干小粒ですが、噛むほどに甘みが増すような良い出来です。
 来年は、さらに美味しい米を(毎年思うのですが)収穫できるように土作りに努めます!!
はざがけ
 刈り取った稲は、竹で作った「はざ」へ架けて、太陽の光をいっぱい浴びてゆっくりと乾燥していきます。
 天日で干す米は、ほとんどが手作業です。刈り取って、麻ひもで縛って、はざへ架けるという単純作業ですが、腰にくる重労働です。
 干し終わった米は、脱穀をして皆様のもとに届きます。

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